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訪問マッサージ・訪問鍼灸を医療保険で受ける条件は? 同意書と「通院が困難」の考え方を鍼灸師が説明します

娘さんと高齢の母親に、書類を見せながら説明する施術者のイラスト

親の通院が、だんだん大変になってきた。家に来てもらえる施術があると聞いて調べてみると、「医療保険が使えます」と書いてある。でも、その下に「条件があります」とも書いてある。


「うちの親は、その条件に当てはまるんだろうか…」「お医者さんに何を頼めばいいのか、よくわからない…」。そう思って、問い合わせの手前で止まっている方は少なくありません。


でも――条件は、一つひとつ見ていけばそれほど複雑ではありません。どこを確かめればいいかがわかれば、相談するときにも話が早く進みます。


医療保険で受けるには、3つの扉を順に通ります


訪問マッサージも訪問鍼灸も、条件に当てはまれば医療保険(療養費)で受けられます。その条件は、3つの扉を順に開けていくようなものだと考えるとわかりやすいかもしれません。


  • 1つめの扉:ひとりでの通院がむずかしいこと
  • 2つめの扉:かかりつけ医の同意書があること
  • 3つめの扉:施術の対象になるお悩みであること


どれか1つでも閉まっていると、保険では受けられません。逆に言えば、この3つを確かめれば、だいたいの見通しは立ちます。順番に見ていきましょう。


1つめの扉:ひとりでの通院がむずかしいこと


家まで伺って保険で施術をするには、ご本人がひとりで通院するのがむずかしいことが条件になります。歩くのが不安定で外出に付き添いが欠かせない、寝ている時間が長い、といった状態の方が多くいらっしゃいます。


ここで大切なのは、「まったく動けない人だけが対象」ではないということです。家の中では歩けても、ひとりで病院や施術所まで通うのはむずかしい。そういう方も、医師の判断によっては対象になることがあります。


ご自宅だけでなく、施設にお住まいの方にも伺えます。当院が伺えるのは、札幌市手稲区・西区です。


2つめの扉:かかりつけ医の同意書


保険で受けるには、かかりつけ医の同意書が必要です。「この方には、この施術が必要です」と医師が認めた書類です。訪問マッサージも訪問鍼灸も、ここは共通です。


同意書の用紙は、施術所の側で用意することがほとんどです。ご家族は、いつもの受診のときに「訪問の鍼灸(またはマッサージ)を受けたいので、同意書をお願いできますか」と伝えていただければ大丈夫です。どう切り出せばいいか不安な方には、当院からお伝えの仕方をご説明します。


同意には期間があり、続けて受けるときは、あらためて医師の同意をいただく決まりになっています。手続きの流れは、無料体験のときにもご案内しています。


3つめの扉:対象になるお悩みが、マッサージと鍼灸で違います


ここが、訪問マッサージと訪問鍼灸でいちばん違うところです。


  • 訪問マッサージ:筋肉の麻痺や関節の拘縮などがあり、医療上マッサージが必要と医師が認めた場合
  • 訪問鍼灸:神経痛、リウマチ、頸腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症など、慢性的な痛みがある場合


訪問鍼灸には、もう一つ大事な決まりがあります。同じ病気で病院の治療を受けている間は、鍼灸の保険は使えないというものです。たとえば、腰の痛みで病院の治療を続けている間は、同じ腰の痛みで鍼灸の保険は使えないことがあります。ここは知らずに困る方が多いので、同意書をお願いする前に、一度ご相談いただくと安心です。


なお、医師の治療が先で、鍼灸はその上での選択肢、というのが当院の考え方です。急に手足が動かしにくくなった、急に強い痛みが出たといった場合は、施術より先にすぐ医療機関を受診してください。


介護保険の枠は使いません


よくいただくご質問が、「介護保険の限度額がもういっぱいなんです」というものです。訪問マッサージも訪問鍼灸も、使うのは医療保険です。介護保険の限度額とは別枠なので、今のデイサービスやヘルパーさんを減らさずに利用できます。


ケアマネジャーさんに相談するときも、「医療保険で受ける訪問の施術を考えている」と伝えると、話が通りやすくなります。ご本人の負担額は、負担割合や施術の内容、回数によって変わります。具体的な金額は、料金ページをご覧ください。


3つの扉の前で迷ったら、そのまま聞いてください


「通院がむずかしいと言えるのか、自分では判断がつかない」「病院の治療と重なっていないか心配」。そう迷う段階で、ご相談いただいてかまいません。当院では、はり師・きゅう師の若林耕と、鍼灸師・柔道整復師の中老田佳奈が伺います。


保険の条件に当てはまらなかった方には、医師の同意書や対象の病名がいらない自費の出張鍼灸(初回5,000円・2回目から6,000円、訪問料込み・所要 約30分)もあります。無料体験(所要 約40〜50分)では、ご家族の同席もおすすめしています。効果や感じ方には個人差がありますが、保険で受けられるかどうかも含めて、わかる範囲で正直にお答えします。


お電話は011-694-7778(9:00〜18:00)、LINEは24時間受け付けています。扉の前で立ち止まっている時間が、少しでも短くなりますように。


ご利用の流れ/医療保険適用の料金システム